本記事では、大物釣り初心者さんに向けてカツオジギング・キャスティングの方法・タックルの選び方など基本的な知識をご紹介していきます。
カツオの釣り方・時期・場所
カツオは主に初夏から秋にかけて水温が高い時期に釣れる回遊魚であり、ジギングやコマセで狙うのが一般的。
初心者にも釣りやすく、かつ強い引きが楽しめる魚種の1つです。
- 関東：相模湾や伊豆諸島、外房など首都圏から比較的アクセスの良いスポット
- 関西：伊勢志摩周辺で、キハダ釣りと合わせて楽しむ事も可能
- 沖縄地方：パヤオと呼ばれる浮漁礁付近で狙える
近年、キャスティング・ジギングともに人気が高まっており、その扱いやすさから女性アングラーでも楽しめる釣りとなっています。
カツオ釣りに使う道具
ここからは、カツオ釣りにはどんな道具を使うのか？タックル選びのポイントを簡単に解説していきます。
ロッド
カツオ釣りのロッドの選び方のポイントは、以下の通りです。
- キャスティングロッド
…7ft〜8ft前後のロッドが最適。100g未満のペンシルや小型のメタルジグなどをキャストし表層で釣る。 - ジギングロッド
…6ft前後のロッドが最適。指示棚までメタルジグを落として釣る。
キャスティングであれば水面を割ってカツオが出てくるので、魚が掛かった際に見て楽しむこともできます。
ルアーが小型なので女性でもキャストしやすく体力に自信が無い方にもおすすめです！
ジギングに関しては水深や波の状況で変わりますが、80g〜100g前後までのメタルジグを使用します。ロッドの重さが適応内となっているものを選ぶようにしましょう。
リール
カツオはキハダマグロなどと比較すると体は小さいのですが引きは強く、大きい物で10kg程度にはなります。リールは剛性が高い物を選ぶと良いでしょう。
- キャスティング
…スピニングリールのみ。 - ジギング
…スピニングリール・ベイトリールどちらも利用可能
シマノ製であれば、ジギング、キャスティング共に、ステラSWやツインパワーSWの6000番〜8000番のハイギアが使い易いでしょう。
ベイトリールを使うのであれば、オシアジガー1000番〜1500番やオシアコンクエスト300番などがおすすめです。
ライン・リーダー
カツオ釣りに使うラインは、PE2号以上・300m以上巻けると良いでしょう。
過剰に太いラインを入れる必要はありません。むしろ太いラインは小型のプラグだと飛距離が出ない場合があるので注意が必要です。
リーダーは40LB前後を使用しましょう。
ルアー
カツオが何を食べているか、その時その場所で食べているベイトに合わせていく事が基本となります。
メタルジグは小型の物で40g〜80g前後準備しましょう。
キャスティングで小型のメタルジグを投げる場合もあります。
プラグはダイビングペンシルとシンキングペンシルを準備しましょう。
シマノ製だとオシア 別注平政 、オシア サーディンボール等が最適です。
フック
カツオや青物は頭から捕食する事が多いのでフックはフロントのみで問題ありません。
（シングルフックでもツインフックでも可です。）
フックサイズは#2/0又は、#3/0を準備しましょう。
アシストフック 貫やジャコフックがおすすめです。
カツオの誘い方・釣り方
最後に、キャスティング・ジギングそれぞれの魚の誘い方・釣り方をご紹介します。
カツオキャスティング
キャスティングの場合は、鳥山やナブラを探してその中にルアーを投げ込みます。
- 比較的早巻で表層をバシャバシャ誘う方法
- シンキングペンシルを使いナブラの中でフォールさせ弱ったベイトを演出して釣る方法
の２種類があります。
また、表層にベイトが居ない場合にはダイビングペンシルやポッパーでの誘い出しも有効ですのでぜひチャレンジしてみて下さい。
カツオジギング
ジギングの場合は、船長からの指示棚までメタルジグをフォールさせワンピッチジャークでしゃくり上げる釣りとなります。
Yスローピッチでも狙う事が出来るので体力に自信がない方はお薦めです。
まとめ
カツオ釣りは全国多くの場所で狙うことができ、初心者や女性でも釣りやすい魚です。
比較的ライトなタックルで代用出来る物も多いため装備を揃えやすい上に、小型マグロ（ビンチョウ）狙いで併用できるアイテムも多いです。
大物釣りのなかでは小さめとはいえ、引きが強く釣って楽しめる＆食べて美味しいのも嬉しいポイントですよね。
これから大物釣りを始める方は、ぜひカツオをターゲットとした釣りを始めることを検討してみてくださいね。
